
| キャラクター紹介(概要) | エイシンタヴェルナは、華々しいエリート街道とは無縁ながら、地方の舞台で一戦一戦を積み重ねてきた、堅実さを最大の武器とする努力型のウマ娘である。 もともとは数多くの有力ウマ娘を抱える大きなレーシングチームに所属していたが、当時の彼女は将来を嘱望された中心選手ではなく、トレセン学園への推薦候補にも挙がらなかった。地方のトレーニングセンターでデビューし、各地を転々としながら実績を積んできた、生粋の地方育ちである。本作における、すべてのウマ娘がレーシングクラブに所属し、結果を残しながら自らの居場所を守っていくという世界観を、きわめて現実的な形で体現している存在でもある。 派手な末脚や、誰もが驚くような爆発力があるわけではない。しかし、ゲートを出れば流れを読み、好位を確保し、砂を被っても怯まず、最後まで自分の走りを崩さない。調子が悪い日でも最低限の仕事を果たし、展開に恵まれないときにも大きく負けない。その安定感から、周囲には「タヴェルナなら、今日もきちんと走ってくれる」と信頼されている。 一方で、本人はその評価を素直に喜べずにいる。 二着や三着を重ねるたびに、「崩れなかった」ことよりも「また勝ち切れなかった」ことを気にしてしまうからである。周囲から見れば十分に立派な成績であっても、本人の中では、勝者と自分との間にある小さな差だけが強く残る。表向きは穏やかに笑っているが、その内側では常に、自分に足りない最後の一歩を探し続けている。 長い鹿毛色の髪と、落ち着いた茶色の瞳が印象的。姿勢や着こなしは端正で、制服にもほとんど乱れがない。頭につけた白黒の市松模様のヘアバンドは、気持ちを整えるための彼女なりのスイッチである。スタート前にそれを軽く押さえ、「今日も一つずつ」と心の中で唱えてからレースへ向かう。 |
| 性格 | レース中に他のウマ娘から前へ入られたり、砂を被ったりしても、簡単には集中を切らさないものの、最後に負荷がかかったところでよれてしまったりすることがある。デビュー直後はスタートに不安を抱えていたが、自分なりに手順を決め、繰り返し練習することで克服してきた。ゲート入りの際には視界を狭めて集中し、ゲート内では身体を落ち着かせるための補助を受けることもあるが、それを恥ずかしいとは考えていない。 「苦手なものがあるなら、苦手なままでも走れる方法を覚えればいい」 それが彼女の基本姿勢である。 普段は親しみやすく、周囲に対しても穏やかに接する。後輩が失敗したときには責めるのではなく、自分の経験を交えながら静かに助言する。転校してきたばかりのウマ娘にも自然に声をかけるため、集団の中では目立たないながらも信頼されやすい。 ただし、他人には優しい反面、自分に対する評価は極端に厳しい。 好走して褒められても、「でも、勝てませんでしたから」と答えてしまうことが多い。二着や三着を評価されると、かえって「善戦で満足するようになったら、そこで終わり」と自分を追い込む。練習後に一人で映像を見返し、位置取り、姿勢、仕掛けの反応などを細かく確認しては、小さな失敗までノートに書き込んでいる。 以前所属していた有力チームから外れた経験も、彼女の自己評価に影を落としている。当時、誰かから露骨に見放されたわけではない。それでも、期待されていた仲間たちがトレセン学園への道を進む一方、自分には声が掛からなかった。その記憶から、「真面目にやっているだけでは選ばれない」「結果を出せなければ、いつかまた居場所を失う」という不安を抱えている。 そのため、表では明るく振る舞っていても、調子を落とした時期には一人で抱え込みやすい。弱音を吐くことが苦手で、「大丈夫です」と答えながら、誰もいない場所で悔しさを噛みしめるタイプである。 また、体質的に食が細く、練習量を増やすとすぐに体重が落ちてしまう。食事もトレーニングの一部だと理解しているため、時間をかけて完食しようとするが、疲れている日は箸が進まない。体重計の数字に一喜一憂し、体重が減っていると、走りの内容が良くても本人は落ち込んでしまう。 食堂では、周囲に心配をかけないよう笑顔で食べているものの、実際には一口ごとに小さく息をついている。そんな彼女にとって、無理に食べさせるのではなく、少量でも食べやすいものを用意してくれるスタッフの存在は大きな支えとなっている。 |
| オーナーからのメッセージ | 使われ過ぎて疲れていたのか、一時枯れたようにご飯を食べなくなっていて心配でした。 休むことで元気を取り戻してくれましたが、やはり食いが細いのが心配材料です。 能力はあると思いますので、頑張ってほしいと思っています。 |