キャラクター紹介(概要)元・トレセン学園所属の実力派ウマ娘。
デビュー当初から高い素質を評価され、新馬戦では後のダート重賞ウマ娘とも互角に渡り合うなど、将来を期待されていた。しかし勝利にはあと一歩届かず、学園で居場所を掴めないままナンカントレセン学園へ転校することになる。
転校後は持ち前の持久力と安定感を武器に着実に力を付け、ようやく初勝利を挙げると、その後も中距離戦線で結果を積み重ね、再びトレセン学園への編入を果たした。
だが、復帰後は二勝クラスで堅実に賞金を積み重ねる一方、どうしても勝利には届かず、「強いけれど勝ち切れない」という評価を覆すことはできなかった。そして再び中央を離れ、高知トレセン学園への転校という決断を下す。
高知では追い込みを武器に新天地での再起を目指しているものの、五戦して三着二回、五着一回。最後方から豪快に脚を伸ばしてくるものの、毎回あと一歩届かないレースが続いている。
「今日こそ届く。」
そう信じて最後まで諦めずに追い続ける姿は、多くのファンの心を惹きつけている。
一方で、ロジータを祖先に持つ名門一族の出身であり、姉も中央・地方で活躍。さらに妹は石川優駿を制したスターウマ娘という輝かしい血統の中で育ったため、自分だけが期待に応え切れていないという思いを心の奥に抱え続けている。
それでも彼女は、自分の走りを否定することはない。
「誰より速くじゃない。
最後まで、諦めずに走ることが私のレースだから。」
性格第一印象は「近寄りがたい人」。
黒髪に鋭い眼差し、無表情なことが多く、口数も少ないため、新しく入ってきた後輩には怖がられることもしばしばある。
しかし実際は非常に真面目で責任感が強く、決して誰かを威圧したり怒鳴ったりすることはない。不器用なだけで、人一倍周囲を気遣う優しさを持っている。
トレーニングでは妥協を嫌い、自分に厳しい努力家。慢性的に球節へ負担を抱えているため、普段から両膝にサポーターを着けて練習を行っているが、痛みを言い訳にしたことは一度もない。
「今日は脚の調子が悪いから。」
そんな言葉は、彼女の辞書には存在しない。
一方で、生まれつき前へ行きたがる気性が強く、レースではつい力んでしまうことがある。本人もそれを理解しているものの、抑えようとすると今度は自分のリズムを崩してしまうため、長年の課題となっている。
現在の高知でも、いつも最後方近くからレースを進め、直線では誰よりも鋭い末脚を見せる。しかし前半で置かれた差を詰め切れず、「あと半馬身」「あと一完歩」が届かない競馬を繰り返している。
本人もそのことは誰より理解している。
だからこそ、レース後に悔しさを口にすることはない。
ただ静かに、
「届かなかった。」
とだけ呟き、次のレースへ向けてまた黙々と鍛錬を続ける。
また、一族の活躍に対する劣等感も心の奥底に抱えている。
妹が地方ダービーを制し、姉もそれぞれ結果を残している中、自分だけが「惜しい」で終わり続けている現実に、人知れず苦しんでいる。
それでも妹の活躍を妬むことはなく、むしろ誰より誇りに思っている。
「……あの子は、本当に強い。」
そう笑って話す一方で、その笑顔には少しだけ寂しさが混じる。
しかし彼女は決して下を向かない。
勝ち切れなくても。
何度あと一歩届かなくても。
最後の直線で前だけを見据え、全力で追い続けるその姿勢こそが、イーサンアイというウマ娘の最大の魅力なのである。
オーナーからのメッセージ初めて中央2勝クラス在籍という実績の子を迎えることになり、どう使っていくかを悩んでいたところ、声がかかって思ってもみなかった高知一号に。枠順や距離、展開など色々と注文がつき、なかなか勝ち切るのは難しい状態が続いていますが、頑張ってほしいと思っています。