
| キャラクター紹介(概要) | アカザは、園田に転入してきた短距離特化型のウマ娘。鹿毛を思わせる茶色の髪、額に入った白い流星、そして左耳を飾る赤い花飾りが特徴的な、明るく前向きな少女である。 トレセン学園時代には決してエリート街道の中心にいたわけではないが、持ち前のスピードを武器にダート短距離で初勝利を挙げ、1勝クラスでも長く奮戦してきた。派手な勝ち星こそ多くないものの、1000m前後の短距離では堅実に脚を使い、掲示板や好走圏に顔を出し続ける「大崩れしない実戦型」。ただし、あと一歩で勝ち切れないレースも多く、周囲からは「もうワンパンチ足りない」と評されることもあった。 その後、環境を変えるため川崎へ転校。1500mでは距離の壁にぶつかったが、900mや1000mといった短い距離では再び存在感を示し、川崎・船橋の短距離戦で堅実な走りを見せた。しかし、ここでも勝ち切るところまでは届かず、最終的に園田へ転校することとなる。 園田転入後は、チーム加入後7戦して1勝、すべて4着以内という安定した成績を残しており、かつての「勝ち味に遅いが大崩れしない」という評価を、より前向きな形で証明しつつある。勝てない子ではなく、条件と扱いが噛み合えばきちんと結果を出せる子。チームにとっては、派手な主役というよりも、着実に賞金を持ち帰ってくれる“馬主孝行なスプリント職人”という立ち位置である。 本人は自分の名前について少し複雑な思いを持っている。名前の「アカザ」は、本人いわく日本固有の淡水魚に由来しており、毒を持つ小さな魚という少し尖ったイメージがある。一方で、耳飾りには雑草としてのアカザを思わせる花をあしらっており、「踏まれても生えてくる雑草魂」と「小さくても侮ると痛い目を見る毒魚」という二つの意味を背負っている。ところが、名前の響きから某人気作品のキャラクターと混同されがちで、本人にとっては悩みの種。ただし、その名前から興味を持って応援してくれるファンも多く、今では受け入れ始めている。 |
| 性格 | 普段のアカザは、明るく素直で、話しかけやすい普通の女の子である。自分が特別な才能に恵まれたスターだとは思っておらず、むしろ「自分は雑草側」という意識が強い。そのため、少し褒められると照れつつも素直に喜び、応援されるとすぐにやる気になる。ファンやチームメイトに対しても気さくで、からかわれると軽くむくれるが、根に持つタイプではない。 一方で、走ることに関してはかなり極端である。トレーニングになるとスイッチが入りすぎてしまい、トレーナーの「今日は軽めに」「流すだけでいい」という指示を聞いていても、気づけば全力に近いところまで加速してしまう。本人に悪気はなく、むしろ「ちゃんと頑張らなきゃ」「遅く走る練習って何ですか?」という感覚に近い。前向きすぎるがゆえに、自分で自分の出力を制御できないタイプである。 この性格が、彼女を短距離型にしている大きな理由でもある。長い距離を落ち着いて運ぶ、途中で脚を溜める、ペースを守るといったことが苦手で、序盤から気持ちが前へ行きすぎてしまう。調教で掛かる面があるという評価も、このキャラクター性にそのまま反映されている。走る意欲は抜群だが、その意欲が強すぎて、かえって距離の選択肢を狭めてしまっている。 ただし、面白いのは、レース本番では意外と冷静なところである。調教では暴走気味なのに、ゲートが開いて本番になると、周りの位置や進路を見ながら堅実に脚を使う。特に短距離では、無理に前へ行きすぎず、最後まで自分の脚を残す競馬もできる。周囲から見ると「普段の調教のほうがよほど危ない」と言われるほどで、本人も「本番はちゃんと考えてます!」と胸を張る。 ただ、その冷静さが完全に勝ち切る強さにつながるかというと、そこがアカザらしい難しさである。勝負どころで少しだけ反応が遅れたり、最後に詰め寄るものの届かなかったり、ここぞという場面で一瞬だけ甘さが出る。本人は全力でやっているつもりだが、周囲からは「堅実だけど詰めが甘い」「いい子なんだけど、最後の一押しが惜しい」と言われがちである。 それでも、アカザは腐らない。勝ち切れなかった悔しさを引きずることはあるが、翌日にはまた前向きに走ろうとする。自分がエリートではないことも、何度も環境を変えてきたことも理解しているからこそ、今いる場所で結果を出すことへの執着は強い。派手な自信家ではないが、内側にはかなりしぶとい闘志を持っている。 |
| オーナーからのメッセージ | 前進気勢が強く、ある意味トレーニングを満足に行えない(突っ走ってしまう)のはご愛敬で、いつも一生懸命走ってくれて、貢献度も一番高く、今後も頑張ってくれそうで、園田での初勝利も上げてくれた孝行娘。今後も元気に頑張ってほしい。 |